脂肪細胞から分泌される善玉ホルモン・アディポネクチン。とは言っても、内臓脂肪が増えすぎると、悪玉ホルモンが分泌されアディポネクチンが分泌されなくなってしまいます。
健康な体を維持するためには、内臓脂肪を増やしすぎないことがポイント。アディポネクチンの分泌に限らず、太りすぎは体に良くないことは言う間でもありませんね。
アディポネクチンを確実に増やすイチバンのポイントは、体重を減らすと同時に内臓脂肪を減少させることです。
とはいっても、健康診断や病院で痩せるように注意を促されない限り、ダイエットをする必要があるのかどうかを自分で見極めるのは難しいもの。
簡単なチェック法としては、20歳の頃の体型や体重と今の自分を比べてみてください。もし明らかに太っているとしたら、それは確実にアディポネクチンが減っていると考えるべきです。特に、生活習慣病などの症状が現れやすい40歳以上であれば、早速ダイエットに励みましょう。
太る原因はいろいろとありますが、それでもやはり食べたカロリーが消費カロリーより上回ることで脂肪が蓄積されてしまった結果だと思います。
長年に渡り大切に貯めてきた脂肪ですから、減らすのも大変ですね。20歳の頃の理想体重から大きくかけ離れている人は、いきなり-10kや-20kgといった目標を掲げたところで、挫折することが目に見えています。
これがダイエットの難しさ。理想が高ければ高いほど、到達するためには並大抵の努力では達成できません。逆に、高い目標や理想がストレスになってしまい、無理が続いた反動でドカ食いをしてしまった…など、私が言うまでもなく、無茶な目標は続かないということは、皆さん経験済みなのではないでしょうか。
そこで、まずは現在の体重から5%減を目指してダイエットしてみましょう。たとえば、体重が80kgの人ならば4kg痩せるだけでいいのです。これならチャレンジできそうでしょ。
5%体重を減らすことができれば、余分な内臓脂肪が確実に減ることになるので、結果アディポネクチンが増えることになります。
さらに良いことに、血糖値や血圧、中性脂肪の値も確実に改善されてきますので、健康診断などで数値の変化をチェックしてみてください。
具体的な数値の変化はダイエットの励みとなり、これが無理なく継続をさせていく第一歩になります。こうなると毎日体重計に乗るのが楽しみになってくるでしょう。
それでも「ダイエットは続かないし…」と、始める前から自信がない方は、手軽に始めやすいサプリメントでアディポネクチン値を底上げしてはいかがでしょうか。