動脈硬化の予防・改善

動脈硬化を予防・改善するアディポネクチン

長寿ホルモンや超善玉ホルモンと言われるアディポネクチンは、高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病によって引き起こされる動脈硬化の予防・改善に力を発揮することでも注目を集めています。

これまでは運動療法などで血管の老化を遅らせる取り組みが一般的でしたが、アディポネクチンに動脈硬化を予防・改善する働きが発見されたことで、状況が一気に変わってきました。

アディポネクチンが弱くなった血管を修復

アディポネクチンの働き(動脈硬化予防・改善)アディポネクチンには、血管の内皮細胞にマクロファージという単球が入り込むのを防ぐ働きがあります。

このマクロファージは、体内に侵入した異物を食べるという健康に良い性質がある反面、悪玉コレステロールを食べ過ぎて太ってしまうと、血液の流れと接する血管の壁(内膜)が膨らみ、コブを作ります。このコブが大きくなると血管を圧迫してしまいます。

ここで厄介なのは、コブが大きくならなかったら良いというわけではないこと。大きくなる前に破裂してしまった場合は、血管に傷ができ、さらにその傷を修復するためにできたカサブタのようなかたまりが、血栓となって血管を詰まらせることも。しかも、この血栓がはがれた結果、細い血管を詰まらせてしまうことがあるのも問題です。

こういった血液中のトラブルを起こさないように、働きかけるのがアディポネクチン。マクロファージが太り過ぎないようにコントロールし、さらには血管にできたプラーク(コブ)が破裂するのを防ぎます。

アディポネクチンは、血管の修理屋さんであり、動脈硬化を鎮火させる火消し屋さんと考えるとわかりやすいですね。

血管の老化を加速させる高血圧・高血糖

動脈硬化は血管が老化して引き起こされる病気です。加齢とともに体のあちこちが老化していくことは避けられませんが、現代人は欧米化された食生活や生活習慣などのさまざまな要因が複雑に絡み合い、実年齢以上に血管の老化が進んでしまいがち。

内臓脂肪が多い男性その原因は、やはり内臓脂肪によるもの。そして、血液中に糖が多い糖尿病をはじめ、血流が悪くなっている高血圧、コレステロールや中性脂肪が多い高脂血症、さらに喫煙によっても進行が進みます。生活習慣病のうち、どれかひとつでも当てはまるものがあれば動脈硬化の恐れがあり、原因が複数重なれば、動脈硬化になる可能性がより一層高まります。

高血圧・高脂血症・糖尿病は自覚症状がないまま静かに進行するため、気づいたときには、血管が詰まって起こる心筋梗塞や脳梗塞のほか、血管が破れる脳出血クモ膜下出血といった深刻な病気を引き起こしかねません。

こういった恐ろしい病気は、最新医療により命を落とす可能性は少なくなっても、心筋梗塞や脳梗塞をきっかけに、半身麻痺や言語障害などの後遺症が残ることもあります。そうならないためにも、普段から動脈硬化の予防・改善を心がけることが大切です。

善玉・悪玉コレステロールのバランスが重要

動脈硬化を予防するのが善玉コレステロール(HDL)、逆に動脈硬化を加速させるのが悪玉コレステロール(LDL)。どちらかが多いとよいというものではなく、近年では、このバランスが重要視されています。

LH比=悪玉コレステロール(LDL)÷善玉コレステロール(HDL)

目安として、LH比が2.0以下は正常、2.0以上は動脈硬化を起こしやすい、2.5以上は心筋梗塞を起こしやすいとされています。

悪玉コレステロールは、血液の壁につくと酸化して異物になりますし、糖が付着してもまた異物になります。さらに、血液中の中性脂肪が高いと、悪玉コレステロールが小型化され、より血管組織の中に入り込みやすくなり、動脈硬化が進んでしまいます。

つまり、悪玉コレステロールの割合が大きくならないように、善玉コレステロールの生成と深い関係を持つアディポネクチンを増やすことが重要になってきます。

アディポネクチンの分泌を高めるには

アディポネクチン脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンを増やすには、単純に脂肪を増やせば良いというものではありません。逆に痩せ過ぎても分泌量が増えない厄介なもの。

善玉ホルモンであるアディポネクチンを増やすには、適度な内臓脂肪を維持すること。つまり、標準体重を保つことです。20歳よりも大幅に体重が増えているなら、内臓脂肪量が増えている証拠。ダイエットを考えた方が健康のためです。

また、食事としては、大豆タンパクや食物繊維、青魚の油(EPA)といったものや、最近注目されているシークワーサ―(ノビレチン)や亜麻仁油(αリノレン酸)を多く摂ることでアディポネクチンの増加を促進できます。

アディポネクチンを増やすサプリメントに注目!

ダイエットも食生活の改善も、今までの生活を一新させるのは難しいものですね。そんなときには、アディポネクチンを増やすサプリメントを活用してみるのもひとつの手です。

最近では、アディポネクチン研究の第一人者と言われる医師が開発に携わり、自身のクリニックの患者さんで効果測定を行ったという信頼性の高いサプリメントも登場し話題となっています。

ただし、中には「アディポネクチン」の目新しさを利用しただけのサプリも。商品情報を見たときに明確な理由なく効果をうたっているもの、原材料がよくわからないものなどは、飲み続けても思うような効果を得られないかもしれません。

博士しっかりとアディポネクチンの働きを実感したいのであれば、サプリ選びも慎重に行いましょう。どんな材料がどれぐらい入っているか、開発のためにどんな研究が行われてきたかなど、信頼できるものかどうかを見極めることが大切。

アディポネクチンに限ったことではありませんが、ものによっては飲んでも飲まなくても変わらないようなサプリもないとは言えませんので、自分自身が納得して試そうと思えるものを選びましょう。

免責事項このサイトは、アディポネクチンに関する情報を啓蒙する目的で、管理人が独自に制作したものです。掲載しているデータや商品詳細は2016年7月時点の情報になりますので、最新情報は各社の公式HP等でご確認ください。
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